共和レザーから配当を頂きました。

平成29年4月1日から平成30年3月31日までの期末配当のお知らせが届きました。
1株あたりの配当金は16円になりました。

概要

この会社は車両分野を主事業として開発販売しています。また住宅分野とファッション・生活資材用の開発販売等も行っています。それでは各事業の詳細を見ていきます。

車両分野:自動車のルーフ素材や座席、コンソール素材を開発販売しています。

この会社のルーフ素材
自動車用加飾フィルムを耐候性の高いルーフ素材として開発し、塗装に替わる新たな技術として環境負荷の軽減に貢献しています。フィルムだからこそ実現できる様々なカラーやシボ表現により、自動車ユーザーのニーズをより満たせます。

この会社の座席、コンソール素材
合成皮革表皮材と加飾フィルムを車の座席とコンソール素材に用いることで、高級感、高耐久性、高防汚性を維持しながら本皮の約半分の重量を実現しました。車の燃費性能の向上に貢献しています。

また、自動車メーカーに対して内外装のトータルコーディネートの提案を積極的に行っています。他にも加飾フィルムなどの表皮素材の供給だけでなく、素材を加工する部品メーカーへの事業領域拡大を図っています。国内では車両用ウレタン合成皮革の採用車種・使用部位拡大に関して、2017年10月に発売された日本を代表する高級ブランド車のインストルメントパネルにこの会社の製品が採用されました。海外市場では、自動車産業の成長が著しい中国での事業の拡大と、安定的な需要が見込める北米の自動車メーカーへの積極的な営業に力を入れていれており、北米の自動車メーカーに初めてこの会社の車両用加飾フィルムが採用されました。総売上高に占める車両分野の売上高の割合は82.5%です。

住宅分野:住設用フィルム製品では、高付加価値化と新たなビジネスパートナーとの新市場開拓により、住宅浴室リフォーム材などの新商品を開発しました。総売上高に占める住宅分野の売上高の割合は9.4%です。

ファッション・生活資材用:アニマルフリーなどの新たなニーズに対応した付加価値の高い商品の開発を進めるため、完全子会社であるナンカイテクナートと日本グラビヤ工業、キョーレの3社が2018年7月1日に経営統合を行い、共和ライフテクノになりました。総売上高に占めるファッション・生活資材用の売上高の割合は8.1%です。

まとめ

平成29年4月1日から平成30年3月31日までの当期は、中国市場向け製品の拡販や国内外向けウレタン合成皮革の好調な需要に支えられ、この会社の売上高は前期比4.8%増となりました。

継続して利益を上げているので、社会のニーズを満たす企業として応援しています。
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