株式投資はギャンブルなのか。その2(運用成績報告 2018年6月4日~同6月22日)

ディフェンシブ銘柄中心の為、上昇相場に弱く、下落相場に強くなっています。
6月はアメリカの保護貿易と、それに各国が応じるかたちとなりました。この国際情勢がどう変化するのか現時点では分からないため、株価の動きも弱いものとなっています。
以前、株式投資はギャンブルかどうかについてお話しました。その続きです。

株式投資はギャンブルなのか。その1(運用成績報告 2018年5月14日~同6月1日)

事業が順調にいけば年10万円の利益が出る株式会社があるとします。株式会社の利益は株主のものです。あなたはいくらで株主になりますか。
毎年10万円利益を出しているような会社であれば90万円で株主になりたいという方が出てくるかもしれません。実績もないようなよく分からない会社であれば、10万円でやっと株の買い手がついたということもあるかもしれません。
事業が順調にいくかどうかは、未来のことで誰にも分かりません。事業がうまくいかないかもしれないという不安な気持ちを株価から割り引くことで、株価が決められています。

株式投資はギャンブルなのか。その2

事業が順調に10万円の利益を出したとはっきりすると、その会社の株式の価値は上がります。事業がうまくいかないかもしれないという状態から事業がうまくいったというはっきりした状態になり、不安な気持ちを株価から割り引く必要がなくなったからです。私が株式投資で得られる利益のほとんどはここからきています。会社に株式投資を行い事業を支えることで利益を得ているわけです。もちろん、事業がうまくいかなかったときは株式の価値は下がります。これは株式投資を行う上で避けることはできませんので仕方がありません。

つまり、株式投資は事業のリスクを引き受け事業を行いやすくすることで直接的に社会の豊かさの助けになるという点でギャンブルと異なっていますが、事業がうまくいくかどうかは人災・天災などの偶然性を多分に含んでいるため、株式投資はギャンブルの性質を帯びているといえます。 ブログランキング・にほんブログ村へ
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