東リから配当を頂きました。

平成29年4月1日から平成30年3月31日までの期末配当のお知らせが届きました。

1株あたりの配当金は8円になりました。

概要

この会社は体外循環関連製品を主事業品目として開発販売しています。また血液および血管内関連製品の開発販売等も行っています。タイなどの海外売上高は、前期と比べて3.6%増となりました。全売上高に占める海外売上高の比率は29%です。それでは各事業品目の詳細を見ていきます。

体外循環関連製品:ダイアライザーや血液回路、AVF、生理食塩水といった透析関連製品と、エバキュアープラス(膜型血漿分離器)やレナキュート(持続緩徐式血液濾過器)などの血液浄化関連製品があります。前期と比べて売上高は1.4%増、営業利益はマイナス100万円となりました。全体の売上に占める割合は54.2%です。

血液および血管内関連製品:血液バッグや成分採血キットといった採血・輸血関連製品と、ステントグラフトや翼付採血キットなどの血管内治療関連製品があります。前期と比べて売上高は4.7%増、営業利益は18.8%減となりました。全体の売上に占める割合は45.8%です。

この会社は国内産としては初となる腹部大動脈瘤ステントグラフトの共同開発を開始しました。日本・アメリカ・ヨーロッパの三極同時の薬事承認取得を目指して研究開発を進めています。全世界での市場規模は1,500~2,000億円と見込んでいます。国内市場は2015年度で130億円です。

腹部大動脈瘤(ふくぶだいどうみゃくりゅう)
腹部大動脈の中は高い圧力(血圧)がかかっているため、動脈硬化などで血管の壁が薄くなると大きく膨らんだ状態になります。これが腹部大動脈瘤です。腹部大動脈瘤が破裂すると気絶するほどの激しい腹痛と大出血により突然死することもある恐ろしい病気です。

まとめ

この会社の平成29年4月1日から平成30年3月31日までの売上高は前年同期を2.8%上回りました。しかし為替影響などにより原価率が悪化したため、営業利益は前年同期を25.5%下回りました。

継続して利益を上げているので、社会のニーズを満たす企業として応援しています。
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