予防接種の料金が医療機関によってこんなに違うよというお話

5歳児がおたふくの予防接種を受けられるようになった。おたふくは助成があるが自己負担もあるようだ。まずは近隣の医療機関に料金を確認することにした。

近隣の医療機関にあたる前に絞り込みをする。おたふくの予防接種はMR(麻しん風しん混合)ワクチンと一緒に受けられるようだ。それなら一緒に受けようということでMRワクチンを実施している医療機関の中から決めることにした。

MRワクチン近隣の医療機関のホームページをあたり おたふくの料金を調べる。しかしどの医療機関も掲載していなかった。もしかしたらどこもあまり料金変わらないのか。仕方がないので電話して確認することにした。

すると驚きの事実が判明した。なんと料金が4,000円から8,000円までと最大でちょうど2倍の差があった。助成が3,000円なので自己負担額にすると1,000円から5,000円と最大で実に5倍の差になった。



1,000円と5,000円のどちらに行きますかと問われたら当然1,000円を選ぶだろう。

それとも1,000円(設定金額は4,000円)は1,000円なりのクオリティなのか。設定金額は ワクチンの品質や医療体制などと相関があるのか。

ワクチンの設定金額は診療報酬で決められた金額ではない。だから施設基準を満たせず安くなってしまったというわけではない。ワクチンは保険外費用なので ワクチンの設定金額は各々の医療機関が独自に決めた金額だ。ワクチンの品質はどこも大差ないのか。なにかあったときの医療体制に差があるのか。それとも医療とは関係のない経営上の判断なのか。外からではわからなかった。



それともう1つ驚きだったのが小児科がメインの医療機関のほうが金額の設定が高めだった。高めというより上位を独占していた。もちろん8,000円も小児科がメインのところだ。小児科がメインなので かかりつけ医になっているところが多く、強気の金額設定でも利用してくれるからなのだろうか。理由はやはり外からではわからなかった。

たしかに かかりつけ医で予防接種をすると診療記録がひと繋がりになるメリットがある。予防接種を他ですると かかりつけ医のカルテには記録されないからだ。このあたりのメリットをどの程度見積もるかは個々人で異なるだろう。




まとめ

おたふくの予防接種、設定金額が同じとは思っていなかったが 思っていた以上に開きがあった。そしてなぜ金額差があるのか具体的な理由はわからなかった。よくわからない(提供者に比べて利用者側に情報が少ない情報の非対称性)ときは安いほうを選択するのが無難だ。


余談
ただ この選択は社会全体でみると良くない場合がある。安かろう悪かろうばかりが栄える恐れがあるからだ(悪貨が良貨を駆逐する)。だから なにかクオリティが高いところがあるから金額の設定を高くしているのであれば そういった情報を公開するべきだ。

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